参加募集 第4回イナリウォーク トーク 〜岸井大輔さん(劇作家)と語ろう〜

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今月7月30日(水)の夜、第四回目を迎える「イナリウォーク」は、山を歩くのではなく、とことんイナリについて語りあう「イナリトーク」とさせていただきます。今回のゲストは、東京を中心に各地で演劇の本質を問う作品を生みだし続けてきた、劇作家の岸井大輔さん。

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イナリサーチ、スピンオフ企画として、これまで山の中を散策するイナリウォークを開催してきましたが、今回は夏真っ盛り。
そんな時の山歩きは何かと危険なことも多いので、今回は糸島芸農の本部であり松末権久郎稲荷を祀る松崎家の敷地内にあるアートカンパニー、Studio Kuraにて「稲荷神社」にまつわる「イナリトーク」を開催する運びとなりました。

「基本が一番難しいとは、イナリにこそあてはまる。
身近な神だけど、説明しようとすると難しい。調べればぼんやり詳しくはなれるが、考える前よりつかめなくなる。
そして、イナリとは別のことがしみじみわかっていたりする。
哲学とかアートの理想のお題ということだ。
キツネに化かされ深山に迷い入るように、集まった皆さんと混乱したいと思います。」(岸井大輔)

日本各地を訪ね歩きながら、散歩や会合を「演劇」として上演してきた岸井さん。
以前から並々ならぬ「稲荷信仰」への関心があり、今回の糸島でのイナリトークのために、日本の稲荷神社の総本社である京都の伏見稲荷大社にも訪れてきたそうです。

話のお相手は、糸島芸農のメンバーで松末地区に伝わる農耕儀礼や伝承等をリサーチする「イナリサーチ」を展開してきた歴史家の有田和樹さん。
夏の夜、夕涼みをしながら、イナリの疑問や魅力を語り合いましょう。

また、今回はStudio kura の新しいレジデンスハウスオープン企画として、お泊まり会もすることが急遽決定しました。
仕事帰りで遅くなりそう・・・そんな方でも大丈夫。お泊まりできます。語り明かせます。次の日も平日だけどね!

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余談ですが、糸芸スタッフが岸井さんに依頼した時の返信がこれまた、とても稲荷愛に溢れていましたのでこっそり載せてしまいます。

<うおー!稲荷、僕もすごーく興味のある神様です。稲荷の話をしたいです>

もしかすると夕涼みどころか、稲荷に魅せられた人達がイナリについて語り明かす白熱の夜になるかもしれませんよ。

有田

※第一回糸島芸術祭の有田さんトークイベントの様子

第4回イナリウォーク トーク 「劇作家と稲荷を熱く語る夜」

日時:2014年7月30日(水) 19:00~ ※2時間程度
会場:Studio Kura(福岡県糸島市二丈松末586)
※一貴山駅からの送迎も可能です。申し込みの際にその旨お書き添えください。

料金:800円(運営費として)
備考:当日は軽食、お飲物もご用意しております(別途料金)

語り部:岸井大輔さん(劇作家)、有田和樹さん(歴史家)
聞き手:大澤寅雄さん(文化生態観察)
準備:天候や日没の具合にもよりますが松末権久郎稲荷を少し見学することがあるかもしれません。スキンガードなどの防虫対策をオススメします。また、夜になると周辺、足元が暗くなります。お気を付けてお越しください。

参加申し込み、お問い合わせ先:http://www.ito-artsfarm.com/contact/

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※新しいレジデンスハウスはちゃんとできてます

急遽決定!新レジデンスハウス オープン記念

「“夜に何かが出るらしい”新レジデンスハウスで岸井大輔とお泊まり会」
Studio Kuraの新しいレジデンスハウスがオープンしました!その記念に、ゲストの岸井大輔さんをお迎えして「お泊まり会」を実施します。
ちなみに、この新しいレジデンスハウスに、Studio Kuraのレジデンスで来日した米国人の女性アーティストのTheresaさんが1泊したところ「夜、何かがいる音がした」とのこと。翌日から、怖くて泊まっていません。
そんなワクワクドキドキの新しいレジデンスハウスで、あなたも岸井さんと一緒に朝を迎えませんか?
日時:2014年7月30日(水) 22:00~(チェックアウトは翌朝10時まで)
参加費:無料
宿泊費:無料
準備:パジャマ、歯ブラシ、着替えなど
備考:飲食持ち込み、差し入れ大歓迎!
参加申し込み、お問い合わせ先:http://www.ito-artsfarm.com/contact/

※レジデンスハウス参考記事 → Studio kuraHP

※Teresaさん参考記事  → Studio kuraHP

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kishii岸井大輔 / 劇作家

劇作家 1970年生。人間の集団を美的にみればなんでも演劇であるという無茶な仮定のもと、散歩とか会合を演劇と言い張る芸風で20年以上劇作を続けてきた。代表作に、お散歩演劇「potalive」シリーズ、変な会議になる会議法「会/議/体」、東京に公共を演じさせる「東京の条件」などがある。近年は、日本のいろいろな地域性を、演出の違いと捉えて収集しながら、その上演を試みている。

 

 

 

 

 

 

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有田和樹(Kazuki Arita) 歴史家、軍師

1980年福岡県糸島市生まれ、本名有田和樹。
九州産業大学経済学部卒業、元筑紫野市歴史博物館学芸員、近世交通史研究、郷土史の研究。

主な企画に「松末の並木展」/Studio Kura Gallery
http://yuki.fem.jp/kazukiarita/

 

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