[人×糸島] 木工家具アコーデオンさん

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糸島といえば海辺のサンセットゾーンが有名ですが、木工も有名な土地です。
「作業場の隣にある、18年前まで住んでいた古家の一部を改造して展示と喫茶のスペースを作りました。ささやかなお披露目会をしますのでぜひ遊びに来て下さい。」
そんな言葉に心惹かれて糸島の三雲にある木工家具アコーデオン、オープニングパーティーにお邪魔しました。


いつもなら202号線バイパスから西に向かうところを真逆の東に曲がります。
山に向かって運転していると温かな明かりのこぼれる、かわいいお家発見!
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本当にここでいいのかしら?と戸惑いながらお家の様子をのぞいていると、ちょうど通りかかったお母様がどうぞどうぞ、と声をかけてくださいます。
パーティー参加者も糸島で物作りをされている顔なじみな方達が多く、アットホームな雰囲気です。

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あっという間にテーブルを埋め尽くすごちそうの数々。差し入れがびっくりするくらい沢山あり、またどれも手作りでおいしそうな品ばかり。アコーデオン、オーナー神武さんの人柄が伺えます。

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四葉のクローバーをプレゼントされる神武さん。この日は子ども達もたくさん参加していました。

「昔、大好きなイギリスの古着屋さんがあって、そこがおいしい珈琲も出していたんです。珈琲の味を知ったのもそのお店だったから、いつかは自分もおいしい珈琲の飲めるギャラリーを作りたかったんです」と店内に喫茶スペースを作ったいきさつを話す神武さん。するとつかさず「もー、ほんと、(そのお店に)入り浸ってたんよね」とお母様がつっこみます。

お父様が家具職人、おじいさまが建具職人という代々続くインテリアを生業にしてこられたおうちで育ったアコーデオン、オーナーの神武 豊さん、以前から家業の傍ら、家族が喜ぶ家具をテーマに愛がたっぷり感じる作品の制作から経年変化を活かした家具の修理、リメイクをされていました。

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玄関を入るとすぐ「キリンの身長計」がお出迎え。成長を楽しく記せる上にインテリアとしても存在感があります。

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こんなところに木のネズミが。
押しピンと組み合わせれば色々な場所にくっつけられる、ねずみのマグネット「てっそ」
鉄にくっつく鼠なので鉄鼠(てっそ)という名前なのだそうです。糸島産の間伐材を使っています。

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リメイクされた箪笥や椅子、テーブルなど、木のぬくもりが溢れる店内は展示スペースというより、まさに古家。神武ファミリーの人柄が現れたお店は展示スペースということを感じさせないくつろぎの空間になっています。

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参加者の方々も思い思いにくつろぎ、お話に華がさいています。
糸島芸農ではお世話になった、ここのき店主の野口さん(右)とプレツアーでお邪魔させていただいた村上農園の村上さんの奥様、直子さん(左)
ちなみにここのきにもアコーデオンの作品が多数置いています。

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これからどんな風に営業していくのかとお聞きしたら「不定休というより不定営」と陽気におっしゃる神武さん。
誰かが遊びに行こうかな?と言えば、じゃあお店開けとくけん、そんな感じで地元の方との交流の場にもなるアコーデオン。糸島の自然豊かなこの場所でのんびりマイペースに営業されていくようです。

糸島芸農ではこのような地元に根ざして生活している方達にもスポットを当てて行きたいと考えています。
糸島の自然豊かな環境は、アコーデオンさんのような職人さんの姿を通す事でより、魅力的に伝わるんじゃないでしょうか。
(そのうち糸島芸農とクラフトのコラボ、なんて実現すると素敵だな〜と思ったり^^)

ギャラリー直通の電話がまだなく、HPのメールフォームからの問い合わせのみだそうです。
http://akodeon.jimdo.com/
営業日はHPにて告知されます。

今度はお昼間にお邪魔して、遊び心あふれる家具を見てきたいと思います。

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