ダンディな米国人アーティスト、Alan Cernakに会ってきました。

2020年参加アーティスト

現在アートインレジデンスでStudio kuraに滞在中のAlan Cernakさんの個展が、いよいよ今週土曜日にせまってまいりました。

前回、Studio kuraにお邪魔した際、事務所のテーブルに黄色の可愛い奴が見事な存在感を放っていて、ずっと気になっていました。そのピカチュウの制作者が今回のレジデンスアーティストのAlan Cernakさん。
巨匠感漂うもの静かなダンディ、アランさん。おそるおそる声をかけてみると、気さくな方で一安心。

どうして日本のアニメをモチーフにしているのかと聞いてみると
「ムスメ、マンガカ」というお答えが!

なんでも娘さんは京都で漫画家をされているんだとか。奥様が日本人だということで、もしかしたら日本語しゃべれるのかしら?と期待して聞いてみるも、スコシ・・・とのお返事。

作品が日本の伝統的な仕掛け絵、フレクサゴンや蛇腹になる立体的な折り紙工作を用いていたりと、日本色全開な作品達もアメリカ人のアランさんの手から生み出されると、どこか別の国の物のようです。

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気さくに作品を見せてくれるアランさん。
じゃばらになった作品をちょうちんのように膨らませたり、アコーディオンのように伸縮させたりと楽しそう。

まさにインタラクティヴ折り紙!

アランさんが英語の苦手な私に、たくさんのピースで出来たエンドレスな動く紙、と分かりやすく説明してくださいます。
そして「tessellation」という言葉を教えてくれたアランさん。

調べてみると、切りばめ細工, モザイク状の配列; 《合同なパターンによる平面の》 埋め尽くし, 充填; 《CG で, 立体表面を》 多角形で構成すること、といった単語が出てきます。
元々、大学では機械工学を専攻されていたそうです。しかし、アーティストとして、かれこれ約40年は活動していると言われてました。

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また、絵画も多面体。この大きな絵も見る角度によって、私たち日本人になじみ深いあるキャラクターがあらわれる仕組みです。

ここでお見せしてしまうのはもったいないので、気になる方はぜひ個展を見にきてくださいね。
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他にも平面のイラストも見せたいただきました。
ベテランアーティストの遊び心溢れる作品、そんなアーティストさんとともに作品に触れると、やっぱりアートはおもしろい!と感じます。

そして、なんとこのインタラクティブ折り紙のワークショップがあります。
ロマンスグレーのアランさんに日本的な折り紙を教わるという面白いワークショップ、夏休みの工作にもってこいかもしれませんね〜

最後に自分の作品より娘さんの話ばかりしていたアランさん。今回の展示が終わったら京都に会いに行くのか聞いてみたら
いや〜、行く予定はないよ、とはにかんでおられました。
アーティストでも父とムスメの関係はなかなか、万国共通、複雑なのかもしれないですねぇ。

アランさんのHP → http://alancernak.com/
自慢の娘さんの動画 → http://bit.ly/13AA804


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Alan Cernak個展「動き紙」

 

ワークショップでもお楽しみいただけるインタラクティブな折り紙など、幾何学的な3次元作品から二つの絵をひとつの絵画で楽しめるtesselationという視点を変えると変わる作品まで展示する予定です。
日時:7月27日~7月31日 10時半から18時まで 入場無料
※27日17時よりオープニングパーティーを行います。

場所:Studio Kura 福岡県糸島市二丈松末586
[電車]JR筑肥線一貴山駅より徒歩15分 (駅からの送迎あり)

お問い合わせ:Studio Kura代表 松崎宏史(092-325-1773)

またこの日14時よりアランによるインタラクティブ折り紙を作るワークショップを行います。
興味のある方はぜひご参加くださいませ!

 

ワークショップ: 「インタラクティブ折り紙」

場所: Studio Kura
対象: 子供~大人
日時: 2013年7月27日 14:00~16:00
参加費: 1,500円
電話: 092-325-1773 (松崎)
メール: info@studiokura.com
持ち物: なし
講師: Alan Cernak (プロフィール)

 

詳しくはこちら → http://www.studiokura.com/blog/

 

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