Max NalevanskyとKerry Lessard

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毎度おなじみ糸島は二丈にあるアートカンパニーstudio kuraで開催中のMax NalevanskyとKerry Lessardの展覧会を体験してきました。
アジアやヨーロッパからのレジデンスアーティストが多いクラですが、今回はアメリカ出身、若干22歳のアーティスト達が蔵をどう飾るのかわくわくします。

まずはマックス君のビデオ作品から。

Max Nalevanskyの展覧会「Concussions」
約2分のベリーショートショートなフィルム。しかしちゃんと映画になっている!!(失礼な!)

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レジデンスハウスを舞台にしたロードムービーを感じさせるような映画。
たった2分間、その中にはストーリーがあり、光と影の移ろいもあり、なにより音が素敵なことになっています。
この映画はカントリーサイドがモチーフになっているわけではありません。舞台としての糸島をうまく切り取っています。そこがマックスのアーティスト性でしょうか。
糸島二丈にあるレジデンスハウスが無国籍な雰囲気を醸し出し、映画の舞台としてこんなにエキゾチックになるとは新たな発見です。

 

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母屋の床の間にセッテイングされたスクリーン。ヘッドフォンをつけてひとりつづ観覧する、というスタイルもこのショートショートフィルムにマッチしていました。

プロフィールを見るとマルチアーティストのようでもあるマックス。
ミュージックビデオなんかも手掛けてきたようです。英語が堪能であれば聞きたいことがたくさんありました。
彼のウェブサイトも面白いですよ。

続いてケリーさんの絵画。

Kerry Lessardの展覧会「Brute」
こちらは蔵ギャラリーで展示中。
ケリーさんもアメリカ出身、ニューヨークで活躍中の画家です。

この展覧会では、現在アメリカの田舎で蔓延しているメタンフェタミンという薬物乱用をモチーフにしています。
描かれているのは糸島の風景ではなくそんなアメリカの田舎に漂う閉塞感。

 

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しかし、この焼かれた肖像画はアメリカの田舎でよく目にするポートレイトを表現していて、日本の田舎にある先祖代々の遺影がずらっと並んだ居間を連想させます。

他にも急な階段や留め置かれた車など日本の田舎にも馴染みのある風景。

 

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アメリカの閉そく感漂う田舎町を、のどかな糸島二丈で展示するという光景がパラレルワールドのような不思議な雰囲気を醸し出しています。

もしかするとこの光景は日本でも起こりうるかもしれない、そんな違和感を感じる絵画です。

また、画力もさることながらレジデンス期間約1ヵ月でこれだけの迫力ある油絵を描き上げたケリーさんの画力にも感嘆しました。

最初は糸島の風景を描こうとしていたケリーさん。

しかし、このあたりの風景はキレイ過ぎると感じ、自身が問題意識をもつアメリカの田舎町を描くことにしたのだそうです。

ケリーさんのHP

マックス君はカリフォルニア、ニューヨーク出身の若者、ケリーさんもニューヨークを拠点に活躍するアーティスト。

また、22歳という世代だからなのか、アメリカ出身だからか、作品もさることながら二人とも作品の見せ方をよくわかっているな、と感じた展覧会でした。
アメリカの若者が日本の田舎町を制作場所に選んだ理由がとても気になる、と思ったらクラのブログにマックス君のインタビューが載っていました。

二人の展覧会は

1月30日(木)11時〜19時までstudio kuraにて開催中。

入場無料
※来場前に事前連絡で確認されてくださいね

企画:Studio Kura 福岡県糸島市二丈松末586
場所: 福岡県糸島市二丈松末586
[電車]JR筑肥線一貴山駅より徒歩15分

お問い合わせ:Studio Kura代表 松崎宏史(092-325-1773)

 

 

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